第2回植・昆観察会:石砂山(いしざれやま)( 2018/3/24 )

今年の春の植物・昆虫観察会は、「NPO法人ふじの里山クラブ」企画による「ふじの里山ウォーキン:陽春の石砂山を行く=ギフチョウと史跡を訪ねる」(案内人:山岳写真家の三宅岳さん)に参加する形で開催した。開催日は、平成30年3月24日(土)、参加者は、原田(4回生)、埋忠、塩田、臼杵(5回生)、中條(21回生)の5名と、鷲崎玲太(臼杵孫)の全6名である。

突然の雪で開催が危ぶまれもしたが、当日は天候も回復、約30名(カエルの会からは6名)が、午前8:45、JR中央線藤野駅に集合した(写真右)。マイクロバスにて登山口の菅井に移動、トイレ、ヤマビル対策等最終準備をしてから登山開始。なだらかな山麓道をしばらく進んでいくと、ジグザグの急登攀となる。喘ぎ喘ぎ登り切ると菅井分岐で、その後はなだらかな尾根道となって、間もなく小高いピーク(伏馬田城址)に着く(PDF:写真左)。辺りは未だ芽吹きには早く、尾崎咢堂ゆかりの「咢堂桜」の立て看板がある。二回目休憩は眺望の開けた送電鉄塔ピーク。ここで初めて小さな黒い蝶一匹を見かけて撮影(帰宅後、調べてミヤマセセリと判明)。峰を下って、さらに歩き、最後の急登攀を登り切ると石砂山山頂(578m)であった(写真右下)。ギフチョウは見当たらなかったが、しばらくすると誰かが写真をとったとの声。埋忠さんと中條さんは見ることができたらしく、慌てて探すも見つからず。撮影した人からスマホの写真を見せて貰う。主催者によると、今年の初見で、先日の雪で遅れている(?)とのことであった。頂上では、ミヤマセセリやヒオドシをも目撃、結局、埋忠さん、中條さん以外はギフチョウを見ず仕舞いのまま、険しい急な登山道を下り12時過ぎ篠原の里に下山した。下山口付近ではテングチョウ、ヒオドシ等を散見した。

廃校となった小学校校舎(NPO法人「篠原の里」)の食堂で、全員揃って昼食(味噌汁と大きなおにぎり2個)をいただき、その後、「やまなみ温泉」まで約5Kmを歩き、途中、舞台のある一風変った大石神社や、農家庭先のカタクリの花を見たりしながら、やまなみ温泉15時帰着。簡単な解散式があって、カエルの会参加者は、温泉で汗を流し、懇親会を行って、予定通り藤野発19:25の電車にて帰途についた。

下の蝶は、当日見かけた蝶で、左からミヤマセセリ、ヒオドシ、テングチョウ。また、最後の一枚(大)は、当日、撮影がかなわなかったギフチョウを後日(4月2日)に、篠原の里で撮影したものである。 以上。(文責:臼杵)

(PDF版には蝶の写真などが掲載されています。)

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