恐竜博2023見学会  -今度の主役は「トゲトゲ」だ-( 2023/5/10 )

◎日時:  2023年5月10日(水)
◎場所:  国立科学博物館 (上野公園)
◎参加者:①原田<4回> ②埋忠、③臼杵<5回> ④中條<21回> ⑤山本<40回>(敬称略)

           

<企画展チラシ>
「カエルの会」で科博に行くのは2019年の「恐竜博2019」、「大哺乳類展」以来3度目だが、今回はコロナの影響が残っていて、2時に集合すると、チケットを持って「会場入り口」に行く前に、「専用入り口」でQRコードの予約日時を確認されて、手続きが面倒くさいが、人数制限で会場が一定以上混まないようになっている。
今回の恐竜博のテーマは、草食恐竜が装甲化の進化をしていくと、これを襲う肉食恐竜も巨大化・凶暴化の進化を遂げていった、というもので、トゲトゲの鎧龍類のズールとティラノザウルス類のゴルゴザウルスの全身骨格がチラシを飾っていて、ゴルゴの脛骨がズールの尾の先の棍棒で砕かれた瞬間だという。
しかし、やはりティラノザウルスの「タイソン」(世界初公開)と「スコッティ」(史上最重量個体)、2体の骨格標本が並んでいる方が、迫力があり、記念写真はこちらで撮った。
1時間ほどで地球館の会場を出ると、日本館に移動してシアター360で「ホモ・サピエンス(新人)の拡散と創造の歩み」(球体画面の大迫力)を小学生の団体と一緒に見て、企画室で「日本の哺乳類学の軌跡」(普段は見られない、貴重な動物標本の展示らしいが、私には猫に小判) を見て、4時半になったところで、まだ陽の高い上野の街へ、反省会と称して繰り出すのであった。


<タイソン(左)、スコッティとの記念写真>
余談ですが、このレポートを書くに当たって、ゴルゴザウルスについて調べました。私の認識では、昔、ゴルゴザウルスと言われていた恐竜は、今ではアルバートザウルスと呼ばれるようになった、と思っていました。なので、「ゴルゴ」の表記は、おかしいのではないかと思ったのです。調べてみると、確かに同一種と見る説もあったので、私のように混同している人も多いようですが、今では姉妹群と呼ばれる近種と見る説が一般的のようです。


<反省会の一コマ(左から中條、原田、臼杵)>
ついでに、昔のブロントザウルスはアパトザウルスに呼称が替わったと思っていたのですが、調べてみると、これも近種で2種類いるのでした (何故、これを書くかといえば、当日、会場で山本さんに、私の間違った認識を偉そうに説明したからです。訂正して、お詫びいたします)。      (文責:中條)

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